過日のやり直し

生物の飼育を中心に、趣味の話など。

オールタイムベスト作品(小説編)

小説はゲームに比べて数をこなせるせいで、読んだことすら忘れているものが多いですが。。。

気付いたら追加するくらいの気軽さでやっていきます。

全部挙げるとキリがないので、基本的に1作者1作品でいきます。

 

 

 

ニンジャスレイヤー(シリーズ)

今も追い続ける小説といえばこれ。SF…?アクション…?海外…?小説。
ツイッター連載されていることもあって、読んでない人も名前は知っていることが多い。
パッと見のトンチキさで敬遠している人は、どのエピソードでもよいから3つくらい適当に読んでみてほしい。
中身はひたすらに王道で、あらゆるエンタメの核とも言える楽しさに満ちている。

 

そして五人がいなくなる(夢水清志郎シリーズ)

児童文学で一番思い出深い作品。時点でパスワードシリーズ。
子供でも読めるミステリといえば少年探偵団とかいろいろあるけれども、これほどポップで現代的な作品は、当時少なかったように思う。
気軽にパラレルワールドとか出てくるのも児童文学っぽくて好き。
スピンオフ?の怪盗クイーンシリーズも面白い。

 

やわらかな記号

生物系SF(?)で、記憶にある限り最も古いのはこれ。
高校生たちがひょんなことから異世界に飛ばされサバイヴするというのはありきたりな展開なのだけど、
SFとしての面白さはそういうベタさとは無関係だよなあと思う。

 

ストーンエイジKIDS(ストーンエイジシリーズ)

生物系SFと言えばこの人、藤崎慎吾。藤崎氏を初めて読んだのはこの本だった。
外見をいくらでも変えられる世界で顔を奪われる…という切り口から、
テクノロジーと人間の関係だったり、倫理観だったり、社会問題だったり、そういうものが見えてくるのだけど、
根本にある「生命ってすごいよね」というリスペクト感が伝わってくる。
藤崎慎吾で好きなのは「螢女」「ハイドゥナン」「鯨の王」とか。

 

煙か土か食い物

これが舞城王太郎福井県出身の覆面作家。女性説があったりする。
初期はとにかく尖った作風で、風邪の時にうなされて見る悪夢みたいな読み口だった。
「NECK」が映画化したり、「バイオーグ・トリニティ」とか漫画原作もやってたり、「ビッチマグネット」で芥川賞候補になったりもした。
一般的にはいまいち知名度が低い。福井県も地元の文豪(?)だけどあまり推してない。
なんで推しにくいかはこれを読めばわかると思う。

 

われらはレギオン(シリーズ)

 感想文を書いた。詳しくはそっちを参照。
SFずっと読んでると、読みやすいとか読みにくいとかの判断ができなくなってくるんだけど、
 これは読みやすい…はず。

 

宇宙消失

グレッグ・イーガンは読んでるうちにわけわかんなくなってくる。それがいい。
「観測者によって宇宙の運命が定められる」という大ネタはもちろんのこと、
「強制的に絶対忠誠を植え付けられた身で、いかにそれを打ち破るか」という小ネタがすごく好き。
思考実験の面白さ。

 

はてしない物語

「モモ」も捨てがたいけどやっぱりこっちかな。
これに影響を受けた作品は無数にあると思う。これ自体も、色々な物語や寓話を下敷きにできあがっている。
人生に脇役などいなくて、それぞれがそれぞれの人生における主役なのだと、
そんな当たり前だけど忘れがちなことを教えてくれる名作ファンタジー

 

 とりあえずここまで。