ストリクスヘイヴン・リミテッドでの除去やバットリまとめ
・アンコモン以下の除去やバットリとして使えるカードを列挙する。
白
《輝く抵抗》
パンプアップかつ呪禁でクリーチャーを保護するインスタント。
リミテッドでは基本的に腐らない。相手が白なら要警戒。
《休憩時間》
2体タップ+履修。良い講義カードがあればといったところか。
《エクスタスの隆盛》(白黒混成)
確定追放+履修。6マナはさすがに重い。
他に除去が無いときの最終手段といった位置だろう。
《除名》
タップ限定の追放除去。普通に強い。
《素早い反応》より1マナ重くなったことは見逃せないが、それでも強い。
《学舎防衛》
全体強化orパワー4除去。
攻めにも守りにも使える便利な呪文。
《生きた証》(赤白混成)
パワー修整とトークン生成を行うインスタント。
チャンプアタックorブロックから相撃ちに持って行くのが最高のパターンだが、
1マナ3/2だけで強いので除去に合わせたりでも。相手の生物にも撃てる。
《自身の誇示》
+1/+1カウンター+警戒のインスタント。
リミテッドではあまり強く使えない。
《記憶抽出法》
万能追放除去だがトークンを与えるソーサリー。
疑似除去オーラがほぼ存在しない環境なので(後述)、基本的に相手に撃つことに。
講義カードとしては悪くないが、アンコモンとして取るほどか…?
《居残りの渦》
本セットにおける唯一の疑似除去オーラ。
軽くて対象が広いのは良いが、普通に壊されるデメリットが痛すぎる。
結果として、今回のリミテッドに疑似除去はないと言ってもいい。
白まとめ
バットリは《輝く抵抗》(1W)と《生きた証》(W)に注意。
除去にも《除名》(2W)《学舎防衛》(3W)と使いやすいコモンがある。
おなじみの疑似除去オーラはない。
青
《本への没頭》
ライブラリー2枚目への除去。本に埋もれちゃうんだね。
守りでは3マナで撃てるのが偉いし、トークンには確定追放となる。
《秘儀の引き去り》
パワーマイナス修整+履修のインスタント。
講義カードの強さ次第だが、バットリになる点で白より使いやすいかも?
《四角の構え》(緑青混成)
正方にするインスタント。基本的に自分の生物に撃つことになるだろう。
能力はそのままなので軽いパンプアップ感覚で使えるが、2マナで+2/+2~+3/+3程度の修整はあまり効率が良くないか。
《再造形》
トークン与える系の追放除去。
2マナインスタントの強みはあるが、4/4を敵に与えるのは苦しすぎる(《天使への昇天》よりはマシだが)。
やはり除去対応として使うかといったところだが、疑似除去が…無い。
《霜のペテン師》
除去でもバットリでもないが、あまりにもナイスコモンなので紹介する。
ただでさえ強い《霜のオオヤマネコ》になぜか飛行がついた。
はっきり言って何枚デッキに入れてもいい。
《降雪日》
2体氷漬け+2枚ドロールーティング。
相手のターンに使えばこちらの攻撃を2ターン通しやすくなるフィニッシュカード。
《ゼロ除算》
呪文とパーマネントバウンス。ただし土地やトークンには手を出せない。
この手の呪文としては、トークン除去に使えないのが環境的に痛すぎる。
講義カード次第…
《ケルピーの道案内》
土地さえあればノーコストのタッパー。
序盤はマナ加速や疑似警戒、終盤はタッパーと器用に動くやつ。
青まとめ
《本への没頭》(実質2U)はおそらくよく見かける除去。
《霜のペテン師》の存在感から、青は競争率高いかもしれない。
疑似除去は……無い!
黒
《エクスタスの隆盛》(白黒混成)
《悪意の打ち付け》
バットリ兼除去として見ると《見栄え損ない》に劣るところだが、
最後の押し込みにも使える。デッキに1枚は欲しい枠。
《魔道士狩りの猛攻》
確定除去+ブロック貫通(?)のソーサリー。
使える場面が限定的だが、まあ腐ることは無いだろう。
《教授の警告》笑ってはいけない魔法学院?
+1/+1カウンターor破壊不能を選べるインスタントで1マナは良い。
これもデッキに1枚は欲しい枠。
追放除去やマイナス除去が多く、破壊不能が機能しにくい点には注意。
《壊死放出法》
講義カードであるだけで意義がある、痛み分けソーサリー除去。
ギリギリプレイアブルな性能なのでメインからでも……?
《落第》
相手の知識(手札)が少ないほど強くなるマイナス除去。
これに耐えようとしてパンプアップする→手札が減って死ぬ、という事故がありそう。
《陰影のフェイント》
布告除去orインクトークンのインスタント。
どちらを選んでもギリ3マナ相当のコスパではあるが、器用貧乏感もある。
黒まとめ
アンコ以下だと大物への対処が《魔道士狩りの猛攻》(2BB)くらいしかない。
白も黒も追放除去などで破壊不能が機能しにくい環境。
赤
《白熱する議論》
打ち消されない3マナ4点火力。
カルドハイムの予顕付き火力には見劣りするが、普通に使える。
《突然のひらめき》
先制バットリ+宝物トークン。
2マナにしてはコスパが良い。土地事故回避+マナ加速にもなる。
デッキに1枚は欲しい枠。
《生きた証》(赤白混成)
《熱心な研究》
パンプ+履修のインスタント。
3マナは重い。
《色素の嵐》
5マナ5点ソーサリー火力。
タフ5の脅威がどれだけいるかで評価が変わるが、基本は《白熱する議論》に劣る。
《学術論争》
強制ブロック到達+履修のインスタント。
1マナで履修できるのは偉く、講義が取れていれば便利……
だが、これ自体はかなり弱い格闘みたいなものなので、信頼感はない。
《炎血の発想》
3マナ3点ソーサリー火力+履修。
本体に飛ばせる点でアンコモン感を出してくる。
良い講義がなければコモンレベルだが、まあ採用できるか。
《爆発的歓迎》
8マナ、5点、3点、3マナインスタント。なんか美しくない並びだな。
これが撃てる終盤で3マナ返ってきても別に嬉しくないし。
できるだけピックしたくない枠。
《ご破算》
めちゃくちゃ弱くなった《削剝》みたいな講義(ソーサリーかよ!?)。
これアンコモン?うそでしょ?
赤まとめ
火力の質はそこそこだが全部3マナ以上。つまり4マナ3/3とか5マナ4/4とかは信頼性が低い。
バットリの質が良く、攻めてる状況で使いたいものが多い。
赤を入れるなら守りに回らないような意識が必要か。
緑
《絡み罠》
フライヤーorアーティファクト除去インスタント。
ドラゴン含め飛行はよく出る環境と思われるのでメインに入れたい。
なお、セット内にタフネス6以上のフライヤーはいない。
《大技》
どっちかというと小技っぽいインスタント。
2マナ+3/+3到達といえば《活力の贈り物》で、その上位互換。
デッキに1枚は欲しい枠。
《四角の構え》(緑青混成)
フラクタルに使えば単純に+4/+4となるので便利。
《魔道士の決闘》
+1/+2修整が付く格闘ソーサリー。
コスト減が付かなくとも許容内のカードパワーであり、貴重なコモンの除去枠。
トークン生成系のスペルと組み合わせよう。
《籠城用投薬》
1マナ+2/+2以上を見込めるインスタント。
相手のターンにもライフを得られるようなデッキ構成なら良い。
《貪る触手》
一方的格闘+ライフ回復ソーサリー。
単体でコストに見合った効果であり、普通に強い。
緑まとめ
相変わらず除去は苦手なものの、フライヤー対策・格闘はコモンに存在する。
標準的な緑のカードパワーといった印象。
多色
《活力の注入》
接死+復活+ライフ2点のインスタント。
除去、もしくは除去対策として使えて腐らない。
《断固たる否定》
格闘or非生物打消しのインスタント。
理論上全ての呪文に対応できるが、どっちのモードもやや弱いことに注意。
リミテッドでは格闘呪文として計算に入れること。
《締めくくりの声明》
エンド時なら3マナで唱えられる除去+強化インスタント。
確定除去なので素撃ちでもそこそこ良いし、3マナソーサリーと見ても良い。
《引き裂き》
3点火力or置物破壊のソーサリー。
リミテッドでは基本的に火力と見るのでアンコモンにしては弱い。
メイン投入もなくはない。
《定命の槍》
テーロスみたいな名前の万能除去インスタント。
ライフを得ていればクソ強いが、得てなくても普通に強い。
これは構築でも使われそう。
《創造の発露》
7マナ、5点、1枚サーチのインスタント。
本体に飛ばせるとはいえ、さすがに7マナは重すぎ。
《死に至る醸造》
全員に布告と思わせといて自分はこっそり回収するソーサリー。
トークン環境と思われるので布告はあてにならないが、
リミテッドなら回収だけでもバカにならない。
《霊気のらせん》
バウンス+回収のソーサリー。
最近のバウンスとしては珍しく土地も戻せるし、自分のパーマネントも戻せる。
オルヴァールと相性が良いようでそうでもないと思われる。
《断割》
クリーチャー以外を破壊できるインスタント。
リミテッドだと腐り散らかす可能性がある。
無色
《殲滅学入門》
追放除去の代わりに相手にドローを与える講義ソーサリー。
気軽には使えないが、どうしても追放がほしい場面もあるだろう。
講義ゆえに見えてる除去とならざるをえないのはご愛嬌。
全体のまとめ
組み合わせとしては黒緑が強そう。
どの色にも有用なコモンが散っていて、抜けて弱い色はないように思える。
青だけは1マナでバットリを撃てない。ブラフなら他の色マナを立てておこう。